うな重/焼き鳥盛り合わせ10本半々
-うな陣

うな重

館山・南房総のご当地グルメ。うな陣で食べるべき一品は…「うな重」3000円

厚みがあってふわっふわ。炭火で焼かれた脂ののったじっくり旨いうなぎ。タレは濃いめ甘めの醤油の香ばしさが鼻をぬけていく!…と、もちろんこのうな重も食べてもらいたいが、店の魅力はそれでは語り尽くせないのです!

私たち編集部の選んだ食べるべき一品は・・・

「うな重」

お米ができるだけ見えないようにとたっぷり敷かれたうなぎ。一匹半ほどのうなぎを使用し、厚みたっぷりふわふわのうな重です。

こだわりの国産うなぎは、木更津にて昭和11年創業の川魚専門問屋伊藤川魚店よりお取り寄せ。一匹一匹店で捌き、蒸したあと炭火で焼き上げます。脂ののった旨味たっぷりのうなぎに舌鼓、さらに醤油や氷砂糖で作った自家製のタレの香ばしい香りが鼻を抜けていきます。

表には見えませんが、ごはんだって主役級のおいしさ。4升炊きの大きな釜で炊いたごはんは濃く甘いタレと絡み合い、さらにおいしさを増しています。

食べるべき一品<br>編集部 リナ
食べるべき一品
編集部 リナ

まずお店の雰囲気からワクワクします!そしてメインの鰻は、蓋を開けるとお重の中に詰まっていて、下から出てくるタレ絡まったご飯と一緒に食べるあの時間は本当贅沢です。

食べるべきもう一品

「焼き鳥盛り合わせ10本半々1650円

塩 鶏の味わいがシンプルに心に響く。甘辛味噌付き

ただの塩ではなく、乾煎りした塩を使用しています

塩以外は使用していません

味噌は、店主配合の甘辛味噌だそうです

砂肝
弾力とともにやってくる甘さ。噛めば噛むほどにゆっくりと滲み出す!

もも
柔らかな鳥に塩味がよく合う!あと引く旨味が残り香のように。

タレ 甘みとコクのあるしょうゆだれ

つくね
鶏肉ベースに3種の野菜、3種の調味料を混ぜて一本一本丁寧に握られています
タレは店主のみ知っている配合で、砂糖の代わりに氷砂糖使用しているそうです

鶏肉は国産を使用

★ポイント
炭火は火力の調整が難しく、火力を一気に強くできないので
お客様の入り、串物や鰻の注文の入り具合を先読みしながら炭量の調整する事を気をつけているとのこと

もも
柔らかく、定番のおいしさ。

レバー 
まったりとして臭みなく独特なコク味わい深く

カワ
脂の甘み、程よい弾力でかみしめるほどに味が染み出す。ネギがシャクシャクとほのかな辛味のこし、いいアクセントに。

つくね
さっぱりとした味わい。一緒に混ぜ込まれた素材が香る。

食べるべき一品<br>編集長
食べるべき一品
編集長

炭火でじっくりと焼かれる焼き鳥のすべてが文句なしに旨い。カウンター奥で焼いている様子や小気味よく働いているスタッフの方々の様子を含めた店内の雰囲気が独特ですばらしく、腰を落ち着けて味わいたくなる。

お店のはじまりと店主の想い

1980年頃創業。
「うな陣」と言う名前のとおり、もともとは正真正銘うなぎ屋さん。

ところが、

「うなぎが嫌いな人でも、また、うなぎが食べられないお子さんでも、喜んでいただけるお店にしたい」

気付けばうなぎ以外のメニューも増えていき・・・お好み焼きや串焼きやサラダや焼きうどんなども置いて、居酒屋のようになっていったようです。

豊富なメニューと「かばたん」

今では地元の方にも居酒屋として認識されてしまうほどの多種多様な品揃え。でもそこはやっぱりうなぎ屋さん。そんな今でも「かばたん」と呼ばれるうなぎの蒲焼き短冊が地元の方には大人気。

特に特徴的なのは外観や内装。古き良き日本のものが所狭しと飾られ、骨董の調度品や古いものたちが、所狭しと佇んでいて、一種独特の雰囲気があります。
社長と女将さんが骨董品が好きで、店中に置いてあるものはすべて収集品。建物はあえて古い古材を使って建てられていて、どんどん増築して広くなっています。

女将さんは亡くなられましたが、ファンはいまだに多く、お線香をあげにくる方もいるそう。

その昔、

いつもカウンターの左端に座られて、マナーの悪いお客さんを追い返したり、妊婦のお客さんにはたくさん食べなきゃだめだとサービスでどんどん出したり、相手が誰だろうと叱ったり褒めたり、「お客さんは従業員」と茶目っ気たっぷりに語ったり、多くの人に愛されていたそうです。

社長さんの息子さんが現在の店主。
実は店主の弟さんは、南房総市にある「隠れ屋敷 典膳」の店主だそう。

卓数は最大25卓ですが、コロナ禍においては一部屋単位で使用していただいております。

店主さんとのお話語録

店長代理 高尾さん
店長代理 高尾さん

食べて欲しいものは、やっぱりうな重と、お酒を嗜む方には、かばたん。居酒屋のようですが鶏のからあげは置いてなくて、手羽ハーフのから揚げしかないんですが、これも好きですね。

◆住所
うな陣
千葉県南房総市和田町柴830−1

◆電話番号
0470-29-3903

◆営業時間
17:00~23:00(20:30)
※水曜日以外にも急遽休みになる場合がありますのでご来店の際はお電話で確認して下さい
◆定休日
水曜日
◆駐車場
お店の前と、道路を渡った反対側にあります
◆テイクアウト
基本的にできます。アイス、汁物、おにぎり以外