みつばちソフト
-ひふみ養蜂園

みつばちソフト

館山・南房総のご当地グルメ。ひふみ養蜂園で食べるべき一品は…「みつばちソフト」500円

70年以上の歴史を持つ養蜂園が誇る自慢の菜の花のはちみつをたっぷりと。ミルキーで濃厚なクリームを口に運べば、黄色い花の咲き誇る温かな春の房総の景色が鮮やかに香り立つ

私たち編集部の選んだ食べるべき一品は・・・

「みつばちソフト」

千葉県の牛乳を使用し、実はソフトクリーム自体にも自家製はちみつが入っているオリジナルソフトクリーム。その上になんとも贅沢なことに、さらに店員さんがたーっぷりのはちみつをトッピング。はちみつをとことん堪能できる大満足の一品です。

使用しているのは春先に採れた菜の花のはちみつで、純粋でクセのないはちみつです。その滋味深く、とろーり濃厚なはちみつは、甘さだけではないはちみつならではの独特の香りで、幸せな気持ちを運んでくれます。

食べるべき一品<br>編集部 リナ<br>
食べるべき一品
編集部 リナ

ソフトクリームの中からもハチミツの香り。からの上から蜂蜜がかけられるなんて。なんか嬉しくなっちゃいますね!

お店のはじまりと店主の想い

 ひふみ養蜂園は1949年創立。現在の社長の尾形さんのお父様により開業されます。

第二次世界大戦直後、食糧難の時代で甘いものが憧れの品でした。

1945年。青森の実家の近くに蜂を飼っている青森県助川養蜂場があり、そこに弟子入り。蜂を越冬させるために温かい場所につれてきて冬を越しますが、その当時は温暖な気候の千葉県館山市に蜂を連れてきていました。
その後、独立して養蜂業を始められました。

 冬は館山に来てミツバチとともに冬を越し、蜜のふく花を求めて桜前線を追うように青森まで養蜂を行いながら北上し夏を過ごして、寒くなると館山に来るという生活をしばらくしておられました。

 やがて、暖かくて養蜂にとても適している場所と館山を気に入り、1950年に移住、この場所で養蜂園をはじめられました。

 カフェの開業は2016年。

館山はあまりこれと行ったものがなく素通りする場所になっていたので、館山に観光客の方に来てもらおうということではじめられたそうです。

「国産のはちみつは5%しかないと言われていて、それを使ったおいしいものを作り、多くの人に来てもらいたかった」と社長の尾形玲子さん。

地産地消を掲げ、はちみつを使ったドレッシング、ロールケーキ、ソフトクリームなど魅力的な商品開発に勤しむ尾形さん。

「館山を盛り上げたい」という思いが店構えからもひしひしと伝わってきます。

養蜂を通して、自然を守る大切さも感じ、発信されています。

みつろうラップ作り体験 SDGs 体験ができます!

養蜂場では、SDGsの一貫として、天然の蜜蝋を使って、繰り返し使えるエコラップ「みつろうラップ作り体験」もできます!

蜜蝋には、抗菌作用もあり、水も弾くので洗えば繰り返し使えるのです。

店主さんとのお話語録

代表取締役<br>尾形さん
代表取締役
尾形さん

何が良い蜂かというと、ひとつの巣箱にたくさんミツバチがいること。蜂がいっぱいいる働き蜂が巣箱にたくさんいることが大事。でも近年自然がおかしくて、環境が良くなくなっているが、蜂が頑張ってくれている。館山は暖かくて養蜂にとても適している場所です。だから、父もこちらに移住してきたわけです。