あら煮定食/地魚レアかつ
−魚作

あら煮定食

館山・南房総のご当地グルメ。魚作店で食べるべき一品は…「あら煮定食」800円

骨まわりのふわっふわの身がほろほろとほぐれていく旨い魚のどんどん箸が進むうまい白身。さらに、圧倒的コスパの良さの大盛り仕様。

私たち編集部の選んだ食べるべき一品は・・・

「あら煮定食」

マダイ、メダイ、カンパチなどのその日仕入れた魚を、甘辛く濃い味で、醤油などで煮あげたもの。

大きな魚の、ほお肉や大きな背骨についた小さい部分、大きなひれのよく動く筋肉の部分がほろりとおちて、唸るほどうまい。これらをほじりだしながら食べるのが楽しい。

びっくりするほど量がおおく、安く感じる。ご飯が欲しいお得感溢れる。取材班の女性は、手がつるほど箸が止まらずずっと食べていました。

タレはたまり醤油をベースにみりん、ざらめ、醤油、酒等で作っており、そのためできたあら煮に黒く艶があります。

魚は霜降りという工程、つまり、塩を振り臭み抜いてお湯にくぐらせて、ぬめりや血合いやうろこを綺麗に掃除してから、3時間くらい煮込んであら煮にしておられます。

そのため魚のもつ臭みやエグみが取り除かれておいしい部分だけを残すことができています。

今回の魚は真鯛、目鯛、カンパチ。

その日に仕入れたお魚を使っているので、変わる事もあります。

ワクワク広場にもお弁当を出しています(*今はお休み中)

千倉を盛り上げる為、これからジビエ料理を色々試作をしメニュー開発にも力を入れておられます。

食べるべき一品<br>編集部 リナ
食べるべき一品
編集部 リナ

割と甘辛く濃いめの味付けですが、シンプルな味付けだからかとにかく美味しくて、手が止まりませんでした。あら煮だからと言って食べられる部分が少ないと思いきや、しっかり身が詰まっていて、フワフワホロホロ食感が堪らない!

食べるべきもう一品

「地魚レアかつ定食」900円(単品 700円)

※日によってお魚は変わります。定食には、小鉢が3品、ご飯、お味噌汁が付きます。

カツオが取れる時期にはカツオ、ほかにソーダ鰹で作られたり、ほかは赤みのあるマグロ、鯛、ブリなどで作られますので、ご注文の際にはお尋ねください。

取材時はカンパチのレアカツでした。

お肉のレアカツなどは多いですがお魚をレアで食べられる場所があまり無く、レアカツをニラダレを合わせるメニューを考案されそうです。

ニラダレは他におろししょうが、料理酒、みりん、醤油、ごま油が少し入った特製ソースで、コクがありつつもさっぱりとしているもの。

お魚はまず塩を振って5分ほど馴染ませて下味をつけつつ旨みを引き出し、料理酒も少しかけて薄めのソフトパン粉でサクサクに揚あがっている。

贅沢にサクの半分くらいを使用しているそうで、ボリュームある分厚い身がたくさんお皿に乗ってきます。

付け合わせの地元の季節の野菜は素揚げされているもので特製ニラダレにもよくあっておいしい。

食べるべき一品<br>編集部 リナ
食べるべき一品
編集部 リナ

特製のニラダレとお魚の相性が抜群に美味しい。これはご飯が何杯でもいけてしまう

店主<br>黒高さん
店主
黒高さん

ニラの旨味と魚の旨味の相性が抜群なんです

食べるべき一品<br>編集長
食べるべき一品
編集長

サックサクに揚げられた衣、魚の外側は火が軽く通っていてほろりと、中はねっとりと生魚。分厚い魚のこんな食べ方があるの?とびっくり。ニラだれのおいしささっぱりとした後味。季節の野菜もタレつきで美味しい。

さらに追加注文するなら

あら煮に並ぶ名物!

黄金アジフライ定食」1300円

お店のはじまりと店主の想い

 創業2021年12月

元々お爺さまが12年間、お店をされていた場所。元々別の方が代々建物を管理されていた130年くらい前からある建物。

店主の黒高さんはずっと漁師さんだったが、家族共々料理人だったのもあり、お客様にお爺さまが作り上げた魚作の味を忘れてほしくなく、この場所を残したくて継がれました。

地元千倉を盛りあげたい為に店内も明るく改装し、メニューも変えました。

お爺様がお店をされていた時に書かれたメニュー表に達筆な字で書かれた4品ほどのメニュー。
その脇には「たくさんあるのに食べれるかしら」のメッセージを大事に、たくさん食べてもらいたい思いでボリュームたっぷりの一品一品。

お爺さまの思いを継ぎ、書かれたままの4品は無くしたくないとのこと。

お父さまもまた飲食店の経営手腕がすばらしく、館山の焼き鳥店「信玄」、定食屋さん「館山食堂」もそれぞれ黒高さんのお父さまが開業されたお店だそう。

現在、お父さまとお母さまが焼き鳥店「信玄」を東京で2店舗目を出され、経営しておられます。

店主さんとのお話語録

店主<br>黒高さん
店主
黒高さん

地域がもっともっと盛り上がってほしいし盛り上げたいし祖父の時から受け継がれてきたこの思いを伝えたい

◆住所
魚作
千葉県南房総市安馬谷3341

◆電話番号
0470-46-2987

◆営業時間
17:30〜21:00
◆定休日
月曜日
◆ 駐車場
お店の前にあります
◆テイクアウト
できます

ご当地グルメ・食べるべき一品Instagramでの紹介記事

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