館山・南房総のご当地グルメ。鮨亭 笹元で食べるべき一品は…「焼き寿司」二巻700円
炙られた脂の乗った魚は身が引き締まりほろほろとこぼれ、皮が香ばしさを放ち、ここに新たなる寿司の極上のうまさを思い知る。
私たち編集部の選んだ食べるべき一品は・・・
「焼き寿司?」
脂がのっている魚は炙るとこれほど美味しくなるのかとびっくりします。
魚の奥深い旨さ、皮がついたまま焼いていることでその皮自体も新たな食感と旨さが引き出されている。そこに特別な塩、またはマスタードが加わることで、それをジャンプ台にして二段も三段もおいしさの高みへとのぼりつめているのです。
焼き寿司は店主の笹本元一さんが考案されたもので、魚は基本的にはキンメダイとクロムツ。
キンメダイは、フランスの世界的にそのおいしさで名高く、多くの食に関する職人たちがこぞって使用するゲランドの塩がのっていて、ゴマがふられています。
クロムツは一度漬けにして焼いて、オランダの特別なマスタードが乗っています。
タチウオ、カマスなどに変わることもあります。
編集部 リナ
こちらは編集長と取り合いになりました(笑
どちらも上質な脂の乗った焼き寿司。
こんな贅沢な逸品みなさんもぜひ!
食べるべきもう一品
「ジェラートの盛り合わせ」700円
※季節により種類が変わります。
基本的には卵、生クリームのみと素材を生かしたシャーベットで砂糖はかなり控え目に作っておられるそうです。
今回頂いた種類は、
柚子/ピスタチオ/バレンシアオレンジ/ブルーベリー/いちご
果肉がそのまま入っていたり、コンポートしたものが入っています。
さくらんぼ、金柑、ピーナッツが入ることもあるそうです。
編集長
生クリーム、卵の基本のアイス。全体的に優しい甘さでそのソフトでなめらかなふんわりとした舌触りの中から、フルーツ固有の味や甘さ、ナッツの食感などが加わって面白い。
さらに追加注文するなら
「おまかせすし」3780円
ランチとしてイートインで食べるなら、こちらのおまかせ寿司を食べましょう。
旬の時期によって魚も変わります。
また、季節によって変わる惣菜と特別なグラタン、焼き寿司もついています。
「ゼリースカッシュ」500円
果物の甘さを存分に味わえるソーダです。
ベースはレモンサワーで氷は一才使わずに、自家製コンポートを凍らせて氷として使うので、ジュースが薄まらない工夫がされています。
中に入っているゼリーは二種類入っていて、今回は金柑が入っている。地元の方から頂いた金柑を使用し、糖度は半分でしっかり煮込まれています。
スカッシュとは潰して食べるということで、ゴロゴロと入った果物を潰しながら果汁をジュースに溶け込ませながら、プルプルなゼリーとともにさまざまな食感や味覚の変化を楽しめます。
編集長
お酒に合うコンポートされたゼリー。ジューシーなキンカン、冷たいゼリーはフルーツ感たっぷり。レモンの香りを基本に、それほど甘くなくすっきりさっぱりと。
お店のはじまりと店主の想い
鴨川にある「鮨 笹元」が最初で1976年頃、東京に修行にも出ておられた笹本元一さんによって開業されました。現在、鴨川の「鮨 笹元」は元一さんの娘さん夫婦によって経営されています。
館山にある「鮨亭 笹元」は1985年頃にオープン。取材を受けてくださったのは、30年以上ここで板前をされている佐久間さんです。
店主さんとのお話語録
佐久間さん
板前さんは5,6年でできるようになっても、本当に技としてできるようになるには10年かかります
◆住所
鮨亭 笹元
千葉県館山市長須賀55−7
◆電話番号
0470-23-6311
◆営業時間
11:30~14:30(L.O.14:00)
17:00~21:00(L.O.20:30)
◆定休日
木曜日
◆ 駐車場
お店の前、横にあります
◆テイクアウト
可能です。メニューによってはできないものもあります。